【シンポジウム】HR領域の新たなグローバルメガトレンド-ヒューマンキャピタルレポーティング- 「ISO 30414」シンポジウム(2021年1月28日(木))

【シンポジウム】HR領域の新たなグローバルメガトレンド-ヒューマンキャピタルレポーティング- 「ISO 30414」シンポジウム(2021年1月28日(木))

(本イベントは終了いたしました)

2020年11月9日より米国証券取引委員会により施行された人的資本の情報開示義務化は、米国上場企業だけでなく、債券等の発行企業を含めた多くの企業に対して大きな影響を与えています。
そして、ISO30414は投資家から“最低限”の情報開示ガイドラインとして位置付けられ、今後本ガイドラインに準拠したHRレポートが国内外で増えていくことが予想されています。

そこで、HRテクノロジーコンソーシアムでは、2021年の新年のスタートにふさわしい日本初のHRM国際標準「ISO30414」に特化した大型シンポジウムをオンライン開催することといたしました!

この一連の動きは新たな“グローバルスタンダード”として近い将来、日本にも必ず大きな影響を及ぼします。HRデータ+HRテクノロジーを活用した世界標準のHRマネジメントへの大転換が、日本企業に対して強く求められる時代がすぐそこまで来ているのです。

今回の大型シンポジウムでは、「ISO 30414」を制定したISO組織(Technical Committee 260)主要メンバーZahid Mubarik氏によるオンライン基調講演(同時通訳有り)の後、国内大手都市銀行によるエンゲージメントデータを活用して企業価値向上につなげた好事例のご紹介と慶應ビジネススクール岩本特任教授、三井住友銀行人事部上席推進役樋口 知比呂氏、HRT代表理事香川憲昭によるパネル討議、という盛り沢山の内容でお届けします。

開催日時

2021年1月28日木曜17:00-19:00

開催方法/お申込み方法

Zoomでのオンライン開催(申込者には別途当日参加用のURLをご連絡いたします)
(注)定員には限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みください。

下記Peatixからお申し込みください。

https://peatix.com/event/1754686

アジェンダ

(1)基調講演:ISO 30414の意義と世界のヒューマンキャピタルマネジメントのトレンド
   [講演者]ザヒッド・ムバリク氏
   世界初のヒューマンキャピタルレポーティング国際標準ガイドラインISO 30414を制定した

ISO公式機関「ISO Technical Committee 260」主要メンバーが日本初登場!
   *同時通訳をご用意しておりますので、日本語で聴講いただけます。

(2)企業講演:SDGs/ESG投資に繋がるヒューマンキャピタルマネジメント
〜「三方よし」は人事の見える化から
   [講演者] 樋口 知比呂氏 三井住友銀行 人事部 上席推進役

(3)パネル討議:「ISO 30414とヒューマンキャピタルマネジメントの本質」
   [登壇者]
   ①慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授 岩本隆氏
   ②樋口 知比呂氏 三井住友銀行 人事部 上席推進役
   ③(ファシリテート)HR テクノロジーコンソーシアム代表理事 香川憲昭

登壇者経歴

(1)ザヒッド・ムバリク氏

HR Metrics CEO
SHRMパキスタン代表
ISO HRスタンダード・テクニカルコミッティー・メンバー
米Center for Global Inclusion ボードメンバー

ザヒッドは人的資本の計測・分析の世界における第一人者で、11 か国の専門家から構成されるISOテクニカル・コミッティ(TC 260)にアジアから唯一参加するメンバーである。 その貢献から、ISOの人的資本に関するワーキンググループの委 員長に選出され、ザヒッドのリーダーシップの下、「採用の質」 及び「採用のインパクト」の2つの国際規格が採択された。米国、 中国、ロシア、ベトナム、UAE等における人事関連の国際会議の スピーカーとしても活躍する。パキスタンにおいてはSHRMのコ ンピテンシーに基づく資格を導入し、200人以上の専門家を輩出するほか、 ダイバーシティとインクルージョンのベンチマークを導入。米Ce nter for Global Inclusionのボードメンバー。Workforce Tomorrow誌の編集長も務める。日本では、2020年11 月から、 株式会社ドリームインキュベータがグローバルパートナー。

(2)樋口 知比呂氏
三井住友銀行 人事部 上席推進役
人事専門家x研究者xキャリコン。職業経歴は、 通信会社で人事担当者、 コンサルティングファームで人事コンサルタント/ シニアマネージャー、銀行で人事部長を含む役席者を務め、 人事専門家として20年超の実務経験を有する。
アカデミックな経歴は、早稲田大学政治経済学部卒、 カリフォルニア州立大学MBA。UCLA HR Certificate取得。 従業員エンゲージメントに関する研究論文で人材育成学会奨励賞受 賞。
国家資格キャリアコンサルタント。

(3)岩本 隆氏
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授 岩本 隆氏
東京大学工学部金属工学科卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院工学・応用科学研究科材料学・材料工学専攻Ph.D.。日本モトローラ(株)、日本ルーセント・テクノロジー(株)、ノキア・ジャパン(株)、(株)ドリームインキュベータを経て、2012年6月より、慶應義塾大学大学院経営管理研究科特任教授。
(一社)ICT CONNECT 21理事、(一社)日本CHRO協会理事、(一社)日本パブリックアフェアーズ協会理事、(一社)SDGs Innovation HUB理事、「HRテクノロジー大賞」審査委員長などを兼任。'20年10月よりISO 30414リードコンサルタントとしてドリームインキュベータと 共に人的資本のマネジメント(HCM)を支援。

(4)香川 憲昭氏
一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム代表理事
KDDI、ドリームインキュベータ、JINS、Gunosy、ペイロールを経て、一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム代表理事
•KDDIで新規事業開発部門を経て、2001年に創業間もないドリームインキュベータに参加し、経営コンサルティング及びベンチャー投資業務に従事。東証一部昇格に貢献。
•'07年にJINSホールディングス執行役員として経営企画室長、店舗運営責任者、総務人事責任者を歴任し、東証一部昇格に貢献。
•'14年にGunosyに人事責任者として入社し、東証マザーズ上場を果たす。
•'17年9月より株式会社ペイロール取締役に就任し、営業・マーケティング部門統括及びHRテクノロジー分野の新規事業開発を陣頭指揮。
•'20年9月より一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム代表理事に就任し、現任。
•'20年10月よりISO 30414リードコンサルタントとしてドリームインキュベータと共に人的資本のマネジメント(HCM)を支援

本シンポジウムの背景

日本国内では近年、IT関連産業が台頭し、インターネット、モバイル、クラウドをフル活用し、必ずしもモノやカネを多く保有していない企業の時価総額が拡大しています。その競争力と付加価値の源泉は、そこで働く人材のスキル、知見、創造的アイデアそのものにあります。そして、IT産業分野以外の既存産業においても、デジタルトランスフォーメーションが新たな経営課題となり、その実現を左右するデジタル人材の価値とマネジメントの重要性が高まってきています。

一方、投資家の世界では、人に関する資本、すなわち「人的資本」の情報を詳細に把握できなければ企業価値を正しく算定することが非常に困難になっており、米国や欧州の機関投資家を中心に企業に対して人的資本の情報開示を強く求める動きが加速しています。

そして2020年8月26日、ついに米国証券取引委員会(SEC)は米国証券法にもとづく「レギュレーション S-K」を改訂すると発表しました。「レギュレーション S-K」とは、財務諸表以外の開示に関するSECの要求事項で、同規定の第101項(c)を修正し、企業の情報開示に「登録者(企業)の事業を理解するために重要な範囲において、人的資本の状況説明を求める」という一文が加わりました。これにより、米国の上場企業だけでなく、債券等の発行企業を含めた多くの企業に対し、人的資本の情報開示が義務化されることになりました。そして、ISO30414は投資家から“最低限”の情報開示ガイドラインとして位置付けられ、今後本ガイドラインに準拠したHRレポートが増えていくことが予想されています。

この一連の動きは新たな“グローバルスタンダード”として近い将来、日本にも大きな影響を及ぼします。HRデータとHRテクノロジーを活用した世界標準のHRマネジメントへの大転換が、日本企業に対して強く求められる時代がすぐそこまで来ているのです。
本セミナーでは、ISO Technical Committee 260のメンバーであるZahid Mubarik 氏をお招きし、世界におけるISO30414の動きを、そして産学官から有識者をお招きし、日本国内におけるISO30414の動きをお伝えいたします。

協賛:株式会社アルー、株式会社レイヤーズコンサルティング
協力:HRプロ、HR総研